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データ・センター用電源管理ソリューション

データ主導型の社会において、データ・センターは極めて重要な役割を担っています。これらはインターネットのハブとしてインフラストラクチャとサービスを提供し、企業や個人によるデータの通信、保管、アクセスを可能にします。データ・センターは運用に膨大な電力が必要になるため、優れたパフォーマンスと信頼性を実現できるコンポーネントが要求されます。  

ミッションクリティカルな電源がデータ・センターセンタ成長の糧に


これまで以上にデータ速度と帯域幅が求められるモノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、5G無線通信の急激な成長に伴い、データ・センターが直面する需要は継続的に高まっています。将来性のあるサービスを提供するために、データ・センターのアーキテクチャは柔軟である必要があり、また、電源インフラストラクチャも同時に進化しなければなりません。

サーバーラックに搭載されるプロセッサの数が増えるにつれ、データ・センターの高まるニーズを満たすための電力供給にはこれまで以上に優れた電力密度が要求されます。電源とそのコネクターは、ラックスペース1インチ当たりの電力供給量を増やすことができなければなりません。

最新の高速伝送用プロセッサは、外部の干渉によって引き起こされるサージやスパイクから生じる電力の乱れがない安定した電力供給に依存しています。これは、サーバーが要求するクリーンな電力を供給する無停電電源装置(UPS)によって提供されます。また、停電時には短期的な緊急給電も行います。

このすべての設備は、データ・センターの効率的なパフォーマンスに悪影響を及ぼす膨大な熱を発生させます。これは、特にデータ・センターにおいて非常に重要です。なぜなら、高温は、高速通信にとって非常に重要な信号品位に有害な影響をもたらすからです。そのため、冷却用空気のクリーンな流れを確保する効率的な設計の作成から冷却システムの電源供給に至るまで、あらゆる対策を含めた温度管理にかなりの注意を向ける必要があります。 

データ・センターアプリケーション向けとなるコネクターは、効率を最大限に発揮できる設計が必要です。電気抵抗で失われるエネルギーは、運用コストを増やすだけではなく、熱負荷が高まる一因にもなります。モレックスは高出力用コネクター分野の専門知識を活かし、お客様がデータ・センターアプリケーションにおいて最大限のパフォーマンスを実現できるようお手伝いいたします。


電力管理アプリケーション

ORV3ラックおよび電力インフラストラクチャ

モレックスは、業界リーダーと密接に連携して配電用のORV3接続ソリューションを開発しました。このソリューションは、スペース、熱、電力効率の要件をバランスさせ、容量の増大に応じてスケールアップできる柔軟性を備えています。 

OCP ORV3向けのラックとパワーソリューション


PowerPlane OCP ORV3パワーシェルフケーブルアセンブリー

回路あたり500A+、HPR 700A+、またはHPR2 1250A+

  • OCP ORV3バスバーと嵌合
  • 48.0Vアーキテクチャをサポート
  • ORV3電力出力仕様に準拠 
EXTreme EnergetiC

PowerPlane OCP ORV3 ITギアケーブルアセンブリー

回路あたり100A+またはHPR 220A+

  • OCP ORV3バスバーと嵌合 
  • 48.0Vアーキテクチャをサポート 
  • ORV3 ITギア電力出力仕様に準拠 

カスタムバスバーソリューション

OCP ORV3 48V

  • PowerPlane OCP ORV3パワーシェルフケーブルアセンブリー500A+と嵌合 
  • 48.0Vアーキテクチャをサポート 
  • ORV3電力出力仕様に準拠

サーバー向けの電力ソリューション


UltraWize高電流パワー用コネクターとケーブルアセンブリー

優れた配電

  • COEURソケットテクノロジーによって実現された広い導電面
  • スタックの高さを最小化するケーブル横出し構成

SW1パワー用ケーブルアセンブリー

高通電容量による電力効率性

  • プリント基板(PCB)またはバスバーに装着するロックピン
  • ケーブルアセンブリーの360°回転を可能にするポジティブロック

セントラリティピンとソケット相互接続

高電圧、高電流インターコネクトシステム

  • PCBおよびバスバー向けの基板装着オプション
  • コプラナー、オフセットプラナー、およびリバースプラナーの嵌合構成
  • ソケットアセンブリー上の+/-1.00mmセルフアライメント機能

バッテリーバックアップユニットおよび電力供給ユニット向けの電力ソリューション


EXTreme LPHPowerコネクター

高電流および信号混合型コネクターシステム

  • ブレードあたり最大30.0Aをサポート
  • 高さ7.50mmのみの低プロファイル
  • 同じ定格電流の従来のコネクターより53%少ないスペースを使用

EXTreme Ten60パワー用コネクター

高い構成性を備えたパワー用およびシグナル用コネクターシステム

  • ブレードあたり最大60.0Aをサポート
  • ブラインド嵌合用途での使用時におけるXおよびY方向の+/-1.80 mm収集性
  • 10~40シグナル用の高密度シグナルモジュールから選択、またはシグナルモジュールを並べて使用して最大120シグナルを実現

EXTreme EnergetiC高電流コネクター

高電力用途向けのユニークなソリューション

  • ブレードあたり最大100.0Aをサポート
  • ブレードごとに他の市販製品よりも60%高い電流を処理 
  • モジュラー型のダブテール構造で最大限の構成性を実現 

EXTreme Guardian HDパワー用コネクター

優れた電流密度

  • ブレードあたり最大130.0Aをサポート  
  • 最大125°Cの高温耐性 
  • 構成可能なハイブリッドパワー用/シグナル用ソリューション

SW1パワー用ケーブルアセンブリー

高通電容量による電力効率性

  • PCBまたはバスバーに装着するロックピン
  • ケーブルアセンブリーの360°回転を可能にするポジティブロック

セントラリティピンとソケット相互接続

高電圧、高電流インターコネクトシステム

  • PCBおよびバスバー向けの基板装着オプション
  • コプラナー、オフセットプラナー、およびリバースプラナーの嵌合構成
  • ソケットアセンブリー上の+/-1.00mmセルフアライメント機能

PowerPlaneバスバーコネクター

配電用途向けの高電流パフォーマンス

  • 最大+/- 1.00mmまでずれを許容し、ディープラックでのブラインド嵌合を円滑化
  • 厚さ3.00mmおよび3.18mmのバスバータブと嵌合
  •  競合製品よりも40%多いコンタクト数

特集


データ・センターの進化: ORV3液浸冷却に関するインサイト

液浸冷却は、現代のデータ・センターで増大する熱と電力の需要に効果的に対応します。モレックスの研究は、材料適合性、熱安定性、システム設計などの課題に取り組むことで、次世代データ・センターの配電と運用効率性を向上させるインサイトとソリューションを提供します。

無停電電源装置: データ・センターのミッションクリティカルな継続性を守る

AIや機械学習などの高度なテクノロジーの統合により、データ・センターの電力需要が増加しています。コストのかかるダウンタイムを回避するには、一定の稼働時間を確保することが重要です。ツリーフェーズ オンライン ダブル コンバージョンUPSは、高効率、信頼性、シームレスな電源移行を備えており、今日における最新のデータ・センターに最適です。モレックスの相互接続製品での80年分におよぶ専門知識は、UPSメーカーが、今そして将来のデータ・センター向け電源ソリューションを構築する上で役立ちます。 

PowerPlaneバスバーコネクター: データ・センターの効率と適応性を強化

データ・センターがより大きな電力と高いパフォーマンスの要求に応えるよう進化する中で、電力供給アーキテクチャには、より高い柔軟性と効率性が求められています。追加のケーブルやコンポーネントをわざわざインストールする必要がないバスバーは、データ・センターにおける迅速な電源アップグレードを容易にします。PowerPlane バスバー パワー用コネクターでは、+/- 1.00mmのアライメントの提供により正確な嵌合を保証し、潜在的な損傷を防止しながら、より高い効率を実現できます。複数の個別接触点が設計の柔軟性をサポートし、同時に、フロートマウント設計が、手の届きにくい場所でのブラインド嵌合にも対応するようにしています。オプションで両サイドに備えられる感知接点は、電源投入状態のコントローラーのホットスワップを可能にし、システムを保護します。さらに、オプションでシャシーに統合される接地接点は、分離された二次的接地接続を不要にします。

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電力系統設計のパラドックスを避けるために

今日のシステムアーキテクトや設計エンジニアは、物理学の限界を超えることを余儀なくされています。より大きなパワー用へのニーズに伴い、より小型で軽量、より接続性が高く、より費用対効果の高いデバイスやシステムへのニーズなどが同時に発生するため、相反することになります。将来の広帯域幅アプリケーションに備えながら、エンジニアリングコミュニティが、パワー用インテグリティとパワーマネジメントの課題をどのように克服しているかをご覧ください。 

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技術アンケートで電力問題を探る

瞬時のデータ交換に頼っているこの世界では、あらゆるマーケットのアプリケーションに関わるエンジニアは、効率性と接続性の強化を考える必要があります。つまり、電力の需要はますます増加しつづけているということです。モレックスでの最近の調査は、エンジニア達が、パワー用システムの性能に最も影響を与えそうなイノベーションを模索していることを示しています。これらのプロフェッショナルが、製品開発段階でどのように電源の要件に対処しているか、また、各企業が電力関連の専門知識の増加する需要にどのように対応しているかをご確認ください。

データ・センターの電源