産業とアプリケーション
ミッションクリティカルな電源がデータ・センターセンタ成長の糧に
これまで以上にデータ速度と帯域幅が求められるモノのインターネット(IoT)、クラウドコンピューティング、5G無線通信の急激な成長に伴い、データ・センターが直面する需要は継続的に高まっています。将来性のあるサービスを提供するために、データ・センターのアーキテクチャは柔軟である必要があり、また、電源インフラストラクチャも同時に進化しなければなりません。
サーバーラックに搭載されるプロセッサの数が増えるにつれ、データ・センターの高まるニーズを満たすための電力供給にはこれまで以上に優れた電力密度が要求されます。電源とそのコネクターは、ラックスペース1インチ当たりの電力供給量を増やすことができなければなりません。
最新の高速伝送用プロセッサは、外部の干渉によって引き起こされるサージやスパイクから生じる電力の乱れがない安定した電力供給に依存しています。これは、サーバーが要求するクリーンな電力を供給する無停電電源装置(UPS)によって提供されます。また、停電時には短期的な緊急給電も行います。
このすべての設備は、データ・センターの効率的なパフォーマンスに悪影響を及ぼす膨大な熱を発生させます。これは、特にデータ・センターにおいて非常に重要です。なぜなら、高温は、高速通信にとって非常に重要な信号品位に有害な影響をもたらすからです。そのため、冷却用空気のクリーンな流れを確保する効率的な設計の作成から冷却システムの電源供給に至るまで、あらゆる対策を含めた温度管理にかなりの注意を向ける必要があります。
データ・センターアプリケーション向けとなるコネクターは、効率を最大限に発揮できる設計が必要です。電気抵抗で失われるエネルギーは、運用コストを増やすだけではなく、熱負荷が高まる一因にもなります。モレックスは高出力用コネクター分野の専門知識を活かし、お客様がデータ・センターアプリケーションにおいて最大限のパフォーマンスを実現できるようお手伝いいたします。
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