イリノイ州ライルおよびカンザス州ウィチタ - 2013年9月9日 - 電子コンポーネントのグローバル企業であるモレックス（NASDAQ: MOLX、MOLXA）は本日、最も成功を収めている世界最大の非公開会社コーク・インダストリーズに買収されることで最終的合意に達したことを発表しました。合意条件によると、コーク・インダストリーズはモレックスの普通株（MOLX）、クラスA普通株（MOLXA）、クラスB普通株を含む発行済み全株式を1株当たり38.50ドル、株式総額約72億ドルで取得することになります。2013年9月6日の株価終値に基づくと、買収価格はモレックスの普通株に31%、クラスA普通株に56%のプレミアムをそれぞれ上乗せし、モレックスの公開株株価に対するプレミアムは42%になります。

この合意は、モレックスとコーク・インダストリーズの両社の取締役会によって承認されています。議決権付き株式の総計でモレックスの普通株約32%とクラスB普通株94%を保有するクレービール一族と主要幹部は、今回の取引を支持する議決権株の行使に同意することでコッホ社と議決権行使契約を締結しています。

取引後、モレックスはコーク・インダストリーズの単独子会社になり、現在の経営陣を維持して事業を継続することになります。業界をリードする製品の革新で75年の歴史を有するモレックスは、取引後もその社名を維持し、本社も引き続きイリノイ州ライルに置くことになります。

「75年の歴史を持つモレックスにとってこれは難しい決定でしたが、この取引は当社の取締役会が真摯かつ徹底的な検討を経て決定したもので、この取引によってすべてのステークホルダーが優れた恩恵を得ることになると、取締役会と創業者一族は信じています。重要なことですが、モレックスのステークホルダーは当社株式の保有で優れたプレミアムと魅力的な株価を享受できます。今回の取引は、全世界のモレックスの従業員に大きなチャンスをもたらすと期待されます。従業員の皆さまの多くはその職業人生の大半をモレックスで過ごしてきました。モレックスの長期的な成功は従業員の皆さまのおかげです。」と、モレックスの取締役会共同議長、フレッド・クレービール氏は述べています。

「お客様と従業員の皆さんにつきましてですが、今回の取引によって私たちはこれまでのモレックスの誇りを礎に強くなり、もっとパワフルな未来を実現することができます。モレックスはコークと連携し、今後も成長の実績を重ね、人々や従業員、革新、技術に引き続き投資していくことに心躍らせています。」と、モレックスの取締役副会長兼CEO、マーティン・スラーク氏は語っています。

コーク・インダストリーズの会長兼CEOであるチャールズ・コーク氏はモレックスについて次のように語っています。「コークの文化と中核的能力にぴったりのエキサイティングな買収です。モレックスは、成長に向けた非常に新しいプラットフォームにもなります。

コーク氏は次のようにも述べています。「モレックスは、優れたリーダーシップと従業員が推進する製品革新と価値創出に重点的に取り組むことでグローバルなリーダーになっています。モレックスとコークの能力を組み合わせて応用し、ともに次のレベルに進めるのを楽しみにしています」。

この取引はいかなる資金調達条件にも左右されません。また、両当事者は、株主による承認および規制上の承認・認可を含む慣習的な取引完了条件の充足を条件として、会計年度末の取引完了を目指しています。

William Blair & CompanyおよびBDT & Companyは、今回の取引に関連してモレックスの主要財務顧問を務めており、また、Goldman, Sachs & Co.は、妥当性に関する意見書およびその他の財務的助言を提供しました。Dentonsは、モレックスの法律顧問を務めています。また、今回の取引に関連してLatham & Watkins LLPはコーク社の顧問を務めています。

将来の見通しに関する声明

本プレスリリースに記述された声明について、非史実的声明は将来の見通しに関する声明であり、さまざまなリスクおよび不確実性を内包しており、本文書に記載された将来見通しに関する声明と大きく異なる実際の結果が将来的に発生する可能性があります。将来の見通しに関する声明は、現時点で入手可能な情報に基づいています。これらの声明は将来の業績を保証するものではなく、予測が困難なリスク、不確実性要素、仮定を伴います。経営の成果や実績に影響を与える可能性のある個々のリスク、不確実性要素、仮定については、2013年6月30日を末日とするForm 10-Kに関するモレックスの年次報告書のPart 1、Item 1Aに記載されています。これには、モレックスが米国証券取引委員会（「SEC」）に提出または情報提供した参考情報やその他の報告書も含まれています。

他のリスクや不確実性要素の中でも、この買収完了の成否および、買収が完了した場合のその完了スケジュールは保証されません。この買収は合併合意書と合併計画に含まれる諸条件の充足を条件としており、その写しはSECに提出されます。この買収の続行により、モレックスの現在の計画、経営、事業、従業員の関係性に混乱がもたらされる可能性があります。

モレックスはその将来の見通しに関する声明を根拠としており、これには、提案された取引に関連して作成された声明、提案された取引の完了予定時期および、この声明の作成時点において経営側が入手できる情報を根拠とする経営側の考え方または仮定に基づくその他の声明が含まれています。実際の成果および結果は、明示的、暗示的に示された内容や、将来の見通しに関する声明による予測とは大きく異なる可能性があることに留意するよう、モレックスは警告しています。モレックスは、連邦証券法で義務付けられている場合を除き、新しい情報、将来の出来事、仮定の変化などの結果であるか否かにかかわらず、将来の見通しに関する声明を公に更新する義務を負うものではありません。

提案された合併に関する重要な追加情報

提案された合併取引に関連し、モレックスは最新のForm 8-K報告書をSECに提出する予定です。この報告書は、合併合意書および関連する文書を含めてSECに提出され、モレックスの株主は、提案された取引に関する委任勧誘状およびその他の関連資料を入手できます。このプレスリリースは、任意の株主代理権行使または投票の勧誘を構成するものではありません。SECに提出済みおよび提出予定の委任勧誘状およびその他の関連文書には、提案された合併取引、提案された合併取引の当事者および関連事項に関する重要な情報が含まれています。したがいまして、モレックスの株主の皆さまにおかれましては、この提案された合併に関して何らかの投票または投資決定を行う前に、入手可能になり次第、SECに提出済みおよび提出予定の委任勧誘状およびその他の関連文書を慎重にお読みいただきますよう切にお願い申し上げます。委任勧誘状および関連資料の受領に加え、モレックスの株主の皆さまは、この委任勧誘状および、モレックスがSECに提出したその他の文書の写しをSECのWebサイト（http://www.sec.gov）から無料で入手できます。株主の皆さまはこの委任勧誘状および、モレックスがSECに提出したその他の文書の写しをモレックスのWebサイト（www.molex.com）から、またはIR（インベスターリレーションズ）担当副社長のスティーブ・マーティン（電話: (630) 527-4344または電子メール: steve.martens@molex.com）へご連絡いただくことで無料で入手できます。

勧誘への参加者

モレックスの取締役および執行役員、その他の経営幹部のメンバーおよび従業員は、提案された合併に関し、モレックスの株主への委任勧誘の「参加者」であると見なされる可能性があります。モレックスの株主への委任勧誘に関する参加者であると見なされる可能性のある人物の利益に関する情報は、SECの規則に基づき、SECに提出予定の委任勧誘状およびその他の関連文書に記載されます。モレックスの取締役および執行役員に関する情報は、2013年6月30日を年度末とするForm 10-Kに関するモレックスの年次報告書、Form 10-Kの補遺No. 1、2012年9月7日にSECに提出された2012年度定時株主総会向けの委任勧誘状に記載されています。モレックスの委任勧誘に関する参加者の利益に関連する情報は、場合によって、モレックスの株主が持つ情報とは概して異なる可能性があります。この情報は、この合併に関連する委任勧誘状が入手可能になり次第、委任勧誘状に明記されます。

モレックス（Molex Incorporated）について

モレックスは、電子、電気、光ファイバーの相互接続システムの分野で75年の歴史を持つグローバルメーカーです。イリノイ州ライルに本社を置き、15か国41か所の製造拠点を運営し、全世界で35,000人以上の従業員を擁しています。モレックスは、直接販売担当者および認定販売代理店経由でおよそ10万種の製品を提供しています。モレックスがサービスを提供する市場には、モバイル機器、インフォテック、家電、自動車、電気通信、工業、医療、軍事、航空宇宙などが含まれます。2013年6月30日を末日とする事業年度の売上は36億ドルでした。モレックスの収益の70%以上は、米国外で販売された製品によるものです。モレックスのWebサイトはwww.molex.comです。

Koch Industries, Inc.について

カンザス州ウィチタに拠点を置くコーク・インダストリーズは、年間収益およそ1,150億ドルとされる米国最大の非上場企業の1社です。同社は、石油精製、化学およびバイオ燃料、林産物および消費者製品、肥料、ポリマーおよび繊維、プロセスおよび汚染防止機器・技術、鉱物、商品取引およびサービス、大規模放牧、ガラス、投資をはじめとするさまざまな分野にグループ企業を所有しています。2003年以降、コーク社は、買収およびその他の資本支出としておよそ500億ドルを投資しています。約60か国に進出し、全世界におよそ6万人の従業員を擁しています。2012年、コーク社は米国で約5万人の従業員を雇用し、報酬および給付金として支払われた額は40億ドルを超えます。2009年1月から現在に至るまで、コーク社のグループ企業は、安全性、環境に対する高い配慮、コミュニティに対する責任、革新性、顧客サービスにおいて752以上の賞を受賞しています。詳細については、www.kochind.comをご覧ください。