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酸素濃縮機向けの高度電気回路およびインターフェイスソリューション

コロナの患者ケアについて協議する際には、人工呼吸器に関心が集まりますが、酸素濃縮機などの呼吸器系機器にも目を向ける必要があります。そのような機器への需要が高まることが明らかになって、酸素治療技術を専門とするある北米の医療機器企業は、新しい製造目標を満たすためにモレックスにご相談されました

内部のクリティカルコンポーネントとユーザーインターフェイス設計の両方の専門知識を備えたモレックスは、直ちに対応しました。酸素濃縮機は、呼吸器系疾患のある患者や、呼吸不全を起こしている患者に酸素を届けるものです。このような機器は、空気を濾過して特定の濃度に圧縮し、パルス投与量(患者の呼吸に合わせてカスタマイズ)または連続ストリームのいずれかで医療グレードの酸素を患者に供給し、患者が簡単に使用できるユーザーインターフェイスを提供します。この医療機器会社に対して、モレックスは、キーパッド自体を含むカスタムユーザーインターフェイスソリューションとともに、内部接続、ケーブル、回路コンポーネントを供給しています。

このようなパンデミック関連の新たなニーズを満たすよう製造量を増やしつつ、コンポーネントの完全性や信頼性を維持することを当社は最優先にしています。

より良い患者体験に向けて運用機能を提供する 

当社のポリイミド回路材料を使用すると、これらの濃縮機は、患者にとって大きすぎたり扱いにくくなったりすることなく、高い電子部品の密度を確実に維持できます。モレックス独自のコンポーネント接着機能により、はんだ接合部や機械的接続点を使用中の振動から保護しつつ、ポリエステル回路への直接取り付けが可能になるため、設計の柔軟性がさらに高まります。しかし、簡単に使用できてこそ、機器の内部の高度なテクノロジーが物を言うので、当社は顧客がユーザビリティにも注力できるようにサポートしました。

これらの呼吸器系機器を使用する患者は誰でも、モレックスのキーパッドを使用しています。メンブレンのスイッチは触覚的な反応をし、表面に取り付けられたLEDがオン/オフの状態を示し、カスタムデザインのグラフィックがプリントされメンブレンに施されているので、すべての操作が簡単にできます。モレックスの経験豊かな電気・ソフトウェア・メカニカルのエンジニアのチームは、ほぼ10年にわたってこの顧客と連携してきました。彼らは、照明や印刷機能、基板材料、さらには環境パラメータなど、あらゆる角度からコンポーネントを定期的に再評価するよう努めています。

顧客と密接に協働することで、モレックスは、短期間で効率良く製造量を増加し、サプライチェーン提携各社と取り組み、呼吸器系機器をコロナ患者を治療している医療従事者に届けることができる立場を築いています。

先を見据えて

モレックスは、顧客がますます増える需要に応え、顧客が継続的にチームと協力して合理的に製造できるようサポートし、機能性・信頼性・顧客体験を実現するために必要な設計の専門知識を提供するよう尽力しています。