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ロボット工学を通してテクノロジーの未来に投資するモレックス

エリカ・ホームズ著
コミュニティ担当プログラム マネージャー

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シカゴのHorizon Science Academy McKinley ParkのHawks on the Horizon(HOTH)は、モレックスが後援する7つのFIRST強豪ロボット工学チームの1つです。

モレックスは、学生向けのロボット工学が将来の労働力と社会における優れた投資であると考え、FIRST学生向けロボット工学プログラムのサプライヤースポンサーを務めていることを誇りに思います。

FIRST(For Inspiration and Recognition of Science and Technology)は、幼稚園から高校までを対象としたチームベースのプログラムを運営する世界的なロボット工学コミュニティです。チームはボランティアのメンターとともに、学生たちで対を組んで競争します。

個々の高校生チームは資金を調達し、ブランドを設計し、連携して作業用ロボットを製作し、参加者は、エンジニアリング、ビジネス、マーケティングに関する豊かな学習体験を得られます。

ロボット工学を通じたSTEM教育への実践的アプローチ

モレックスは、FIRSTの組織を金銭的に支援するだけではなく、イリノイ州、ミシガン州、ニューヨーク州、テキサス州の7つの高校生チームを後援しています。さらに、モレックスの従業員委員会がボランティアのメンター、審査員、キャリアパネリストの認定や確保を行っています。

Naperville North Huskiesチームのメンバーであるラージ・タダーニ氏は次のように語っています。「学生たちはキャリアパスや将来のチャンスについてモレックスの従業員に相談していました。私たちの情熱を伝え合って存分に楽しみ、STEAMへの熱意をともに高めました。」

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モレックスが後援するもう1つのFIRSTチーム、Naperville North High SchoolのHuskie Roboticsのメンバー。競技用ロボットと一緒にポーズ。

Naperville North Huskiesチームのメンバーであるラージ・タダーニ氏は次のように語っています。「学生たちはキャリアパスや将来のチャンスについてモレックスの従業員に相談していました。私たちの情熱を伝え合って存分に楽しみ、STEAMへの熱意をともに高めました。」
ラージ・タダーニ氏
FIRSTチームメンバー

従業員委員会のボランティアはさらに踏み込んで学生たちのロボット工学の学習に可能性を与え、現地の高校生チームと連携してケーブルとコネクター付きのコンポーネントキットを開発しました。その後、全世界の4,100を超えるチームにキットを配布しました。従業員委員会はさらに、モレックスのエンジニアの支援を受け、このキットに含まれるモレックスの部品の最適な使い方を説明する設計ガイドと「開封」動画を作成しました。

モレックスの製品マネージャーであり、FIRST委員会のボランティアとしてこのキットとトレーニング資料の開発をサポートしたジョナサン・トンプソン氏は次のように語っています。「さまざまなFIRSTロボット工学チームとの連携を存分に楽しみました。各チームならではの設計・競争アプローチ法があり、チームメンバーも皆、さまざまなスキルセットを持っています。ですから、各チームがカスタムケーブルをビルドする必要なくもっと迅速に独自のロボットを製作できるよう、設計情報とサンプルを提供するキットの開発を目指しました。」

モレックスはFIRSTのミッションと深く結びついており、このプログラムに学生時代に参加した従業員やこのプログラムのメンター経験者が持つ豊富な経験から着想を得ています。このプログラムの経験者たちは、「FIRSTでの経験に刺激されてテクノロジーの探究が進み、全体として自己充足感を得られた」と繰り返し語っています。

粘り強さでボーナスポイントを獲得

テキサス州オースティンのVandergrift High Schoolから参加したViperBots Valor FIRST Robotics Competition Teamが製作したロボットはモレックスのロゴを誇らしげに掲げています。

ほとんどの人々が2020年に経験したように、このFIRSTプログラムもパンデミックによっていつもとは違う1年になりました。しかし、参加者たちはびくともしませんでした。モレックスは、従来行っていた現地FIRST参加者向けのライル本社ツアーやインタラクティブな質疑応答といった対面イベントを主催できなかった時でさえ、すぐに方向転換してこれらのイベントをバーチャルで主催し、リモートロケーションからエンジニアが質問に答え、高校生たちとキャリアについて話し合いました。

同様に主催者も、チームのロボットが戦って割り当てられたタスクを達成するのを見守る関係者や観客を入れて行う対面開催の代わりに、全国大会に対応して仮想的に実施できるようにしました。しかしこうした状況でも、チームの姿勢、経験、成果に少しも負の影響は及びませんでした。

フルタイムのソフトウェアエンジニアであり、シカゴのHorizon Science Academy McKinley Parkで臨時講師を兼務するスラヴァン・スリヤデバラ氏は、同校のHawks on the Horizon(HOTH)FIRSTチームのメンターの活動をボランティアとして行っています。彼は「モレックスは、学生たちがその情熱を追求できるよう導くFIRST 5125 HOTHのミッションを重視できるよう支援してくれます」と述べています。「モレックスFIRST委員会はこのスポンサーシップ全体に積極的に関与しています。モレックスによる財政支援は、本校が最高のロボット性能を実現しつつ、2020 Midwest Regionalで第12シードを獲得する上で役立ちました」

「私たちはモレックスの従業員と連携し、モレックスのカスタムケーブルクリエイターのウェブサイトについて学び、それを活用しました。このサイトではカスタムメイドのCANケーブルを注文できます」と語るのは、Huskies Teamのキャプテン、ニヒル・サシャナカ氏です。「モレックスが時間を割き、尽力してくれたおかげで私たちはチームとして進歩できました」。

Huskiesチームは2021年、受賞の面で最大の成功を収め、Chairman’s Award Winner for the Illinois RegionやGame Design Concept Awardなどを受賞しました。

モレックスは2021~2022年のシーズンもFIRSTサプライヤー-スポンサーシップを継続し、スポンサーチームをグローバルに支援することでそのサポートを強化していきます。FIRSTプログラムに対するモレックスのスポンサーシップとメンターのコミットメントは、全世界の学生たちへのSTEM教育の推進により、当社のブランドプロミスであるCreating Connections for Lifeを非常に強く反映させたものです。