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モレックス、レアード社のコネクテッドビークルソリューション事業の買収を完了

2018年12月21日

インテリジェントな次世代自動車を製造する自動車メーカー向けのコネクテッドモビリティソリューションの能力強化のための投資

モレックス・エレクトロニック・テクノロジーズ社は本日、アドベント・インターナショナル社が運用するファンドが所有するレアード・リミテッド社のコネクテッドビークルソリューション(「CVS」)部門を買収することに合意したことを発表しました。

2018年9月28日、モレックスは、車両用アンテナシステム、スマートデバイス統合、車両接続デバイスの設計・開発・実現を専門とするCBSを買収することに合意したことを発表しました。

モレックス社CEOのジョー・ネリガンは「この戦略的な動きは、ソリューションに対する当社のビジョンに対応しており、変化を続ける自動車市場での当社の能力を拡大するものです」と述べています。「モレックスの自動車ポートフォリオをLaired CVSとともに拡大することによって、私たちは、次世代のインテリジェントビークルを構築する第一線の自動車OEMに対して、今まで以上に優れた価値を提供できます。新しい仲間たちをモレックスに歓迎し、緊密な協力ができることを楽しみにしています。」

自動車業界では、シームレスなエンドツーエンドネットのワークコミュニケーションおよびハードウェアとソフトウェア、サービス全体の統合に対する需要が高まっています。この買収を通してモレックスは、戦略的拡大を続け既存の能力を高めて、モレックス 10Gbps車載イーサネットネットワークプラットフォームやその他のコネクテッドモビリティソリューションを統合した、機敏性に優れたコネクテッドビークルテクノロジーを開発する顧客をサポートしていきます。

Laird CVS社長のスティーブン・ブラウン氏は、この買収についてこのように述べています。「急速に成長するダイナミックな市場の企業としてCVSが、世界的な規模とリソースを備えた強力な企業に加わることで、コネクテッドカー分野における当社の大きな可能性の実現においてイノベーションをおこし、投資を行えることをうれしく思っています。モレックスの一員として私たちは、あらゆる道路がインテリジェントビークルと自動運転車で埋め尽くされる未来に向けて、業界を前進させるよう尽力していきます。」

世界有数の自動車OEMの信頼できるパートナーであるLaird CVSは、世界クラスの専門知識と、車両の接続を合理化、変革することを目的としたカスタムエンジニアソリューションを提供しています。Laird CVSは、単機能の資産追跡アンテナから、セルラー・Wi-Fi・Bluetoothモデム・GPS受信機・車両ネットワーキングを統合した複雑なマルチバンドのスマートアンテナまで、幅広いソリューションを提供しています。これらの機能はすべて、さらに進めて制御用電子機器とファームウェアを追加するM2Mデバイスに組み込むこともできます。

この取引では、ジョーンズ・デイはモレックスの法律顧問を務め、エバーコア社は財務顧問を務めました。アドベント社側は、ワイル・ゴッシャル社が法律顧問を、ゴールドマン・サックス社とシティバンク社が財務顧問を務めました。取引の財務条件は明らかにされていません。 

Laird CVSソリューションは、2019年1月8〜11日にラスベガスで開催される、CES 2019のモレックスのブースで展示されます。

レアード社について:
レアード社は、電磁干渉や熱から電子機器を保護し、ワイヤレスアプリケーションや高度なアンテナシステムを通じてミッションクリティカルな接続を可能にするシステム、コンポーネント、ソリューションの提供に注力しています。レアード社の製品は、輸送、産業、医療、電気通信、コンピューティング、モバイル機器など、エレクトロニクス業界のあらゆる分野で重要な役割を果たしています。