産業とアプリケーション
コロナを経て私たちは、特に世界でのテクノロジーの位置付けについて教訓を得ました。私たちは、仕事や私生活をできる限り維持するためにテクノロジーをフルに活用しています。残念ながら、テクノロジーに関しては不利な立場にある人々もいますが、私たちの多くは当然のように活用しています。パンデミックの間、遠隔学習の増加により、家庭や学校でのテクノロジーツールの深刻な不足が明らかになりました。学校では、オンライン授業に出席できるよう、生徒にコンピューターとWi-Fiを提供するはずでした。
トランスフォーメーションに対する集団的な取り組み
このような社会のジレンマを認識したモレックスブラックプロフェッショナルズ(MBP)の従業員グループと、モレックスコミュニティアウトリーチは、価値あるモレックスの販売代理店であるウォルドムエレクトロニクスと協力して、学習にコンピュータが必要な生徒に対して10台のヒューレットパッカード社製ノートパソコンを確保しました。
ウォルドムは、モレックスが連絡した時、そのノートパソコンを引退させるプロセスにありました。MBPグループはそのノートパソコンを喜んで受け取り、モレックスコミュニティアウトリーチのサポートを得て、Microsoft Officeのライセンスを購入して各パソコンにインストールしました。
「モレックスは、私たちのコアバリューを共有し、社会をより良く変えるチャンスを創造し、全員に利益となる好循環を促進する組織と協力することを求めています。グローバル企業としてモレックスは、地域社会の成功を願っており、サステナブルかつインクルーシブな社会に貢献したいと考えています。」と、モレックスコミュニティアウトリーチプログラムマネージャー、エリカ・ホルムは述べています。
MBPはその後、National Society of Black Engineers(NSBE)と提携して、テクノロジー奨学金を提案しました。このコラボレーションは、地元のNSBEジュニア支部の学生メンバーたちにエッセイを書き提出してもらい、賞品としてノートパソコンを獲得するチャンスを与えるというものでした。NSBEジュニアは、生徒たちが科学・技術・工学・数学(STEM)の分野に関心を持つよう奨励し、K-12(幼稚園の年長から高校3年生まで)の生徒を支援するためのプログラムを提供しています。
若者の成功をインスパイア
「ノートパソコンの寄付は、困難な時期に希望を共有するチャンスを、シカゴ西部郊外のNSBEジュニアに提供しました。モレックスが寄付したノートパソコンを受け取るNSBEジュニアの生徒たちの喜ぶ顔をみたのは、この取り組みに参加するひとりとして嬉しい体験でした。」と、NSBEジュニアプログラムコーディネーター、コルテス・ワトキンス氏は語ります。
パンデミックによって、多くの都心部の生徒に対するテクノロジーのアクセスの不公平や格差が明るみに出ました。特に、マイノリティーの人々によるコンピュータへのアクセスやWi-Fiの強化の取り組みが十分ではないことが浮き彫りになりました。ホルムは次のように述べています。「ウォルドムと提携して地元のNSBEジュニア支部をサポートしたことは、生徒や未来の労働力を力づけるよう協力する1つの例に過ぎません。」
モレックスは、生徒たちがSTEMの分野の学位を取得するよう奨励し、テクノロジーのギャップを埋める一助となりながら、学業目標の達成に必要なツールを提供することを目標としています。現在、当社はその取り組みを一歩前進させています。当社ブランドのモットーであるCreating Connections for Lifeを具現化するこのイニシアチブを誇りに思っています。